6. アプリケーション

6.1 アプリケーションとは
 パソコンのアプリケーションは何かと聞かれた場合、パソコンを何のために使うのかということです。答えとしては、はがきや書類の作成、eメール、文献検索などがありますが、インターネットのおかげで、アプリケーションの数は、年々、増加しています。インターネットバンキングによる入出金確認・振込み、インターネット・ショップ、株の売買、特許のパソコン電子出願、e-Taxで確定申告など、パソコンでできる業務処理は増加しています。
 パソコンを特定の用途向けにするには、特定のアプリケーション・ソフトウェアが必要です。(アプリケーション・ソフトウェアは、省略して、アプリソフト、アプリ、ソフトなどといろいろな呼ばれ方をします。)同じ用途向けであっても、複数のアプリソフトが存在する場合があり、使用者は、その選択を自ら行う必要があります。他者とファイル(コンテンツ)を共有・交換する場合、互いのファイルを読めればよいのか、あるいは、互いのファイルを互いが編集できる必要があるのか、などによって、アプリソフトの選択は異なります。アプリの選択に当たっては、経験者に相談したり、インターネットで調べたりしましょう。

6.2 支払方法による分類
 ソフト使用権の対価の支払方法の違いにより、市販ソフト、シェアウェア、カンパウェア、フリーソフトに分けられます。
 市販ソフトは、ソフト代金を支払った後に使用できるアプリソフトです。
 シェアウェアは、試用後、継続使用する場合に支払いを行います。シェアウェアには試用期間があり、支払がない場合、試用期間後、使用できる権利を失います。試用期間後、キー解除するために、キーワードを入力したり、キーファイルを入力したりします。
 カンパウェアは無料で使用できますが、使用者の厚意により対価を支払うことができます。
 フリーソフト(フリーウェア)は無料のソフトウェアです。無料である理由はいろいろあります。ソフト作者の好意であったり、機能限定の体験版やベータ版(製品一歩手前版)であったり、普及を目的とし他で費用回収するもの、ダウンロードサイトでの広告やアフィリエイトを目的とするものなどいろいろな理由で無償提供されています。

ご注意:フリーソフトにかかわらず、ソフトには、悪意がある可能性があるため、信用のできるソフトを使用しましょう。
ご注意:有償/無償にかかわらず、ソースコード付きで変更・複製・再配布可能なソフトをフリーソフトウェアということがあります。

6.3 動作環境による分類
 パソコンのアプリケーションは、パソコンのみで実行可能なアプリケーションとパソコンとインターネット通信が必要なアプリケーションに分けられます。常時の高速インターネット接続されているパソコンでは、その区別がつきにくいですが、セキュリティ面から(個人情報の入力、ウィルス侵入などに)意識し使用する必要があります。
 パソコンのみので実行可能なソフトの代表は はがき(年賀)、文書、計算表、プレゼン資料の作成のソフトやゲームソフトです。インターネット通信が必要なソフトの代表は、 eメール、ホームページやブログの閲覧/作成、検索や対戦ゲームなどです。辞書、路線、地図などの検索アプリは、パソコンソフトとインターネットアプリの両方に存在しますが、近年、インターネット上のアプリケーションがパソコンソフトを侵食しつつあります。
 インターネットアプリの場合、無料であることが多いですが、個人情報を入力する場合、提供元に対する注意を行い不信なサイトへのアクセスは止めましょう。また、個人情報を入力しなくても、提供元に対する注意は常に必要です。

6.4 アプリソフトの入手方法
 アプリソフトの入手方法として、ソフト店に行き購入、ネット通販で購入、OSの付属、パソコンの付属、その他ハードの付属、または、付録、本や雑誌のCD付録、ダウンロードサイト(ベクター窓の杜など)からオンラインソフトのダウンロードなどがあります。

6.5 インストール
 アプリケーション・ソフトウェアを実行可能な状態でパソコンの記憶装置(ハードディスク)に入れることをインストールといいます。
 一般に、市販のソフトは、インストール専用のソフト付でアプリが提供されます。フリーソフトでは、圧縮されているファイルを解凍(伸張)しコピーするだけで、インストールできる場合があります。

6.6 アプリケーション・ソフトウェアの紹介

a) はがき作成ソフト
 はがき作成ソフトには、筆まめ(クレオ)、筆王(ソースネクスト)、筆ぐるめ(富士ソフト)などがありますが、MSワード(マイクロソフト)のはがき作成機能も十分使えます。

b) 文書作成ソフト
 MSワードが、企業でよく使われる文書作成ソフトです。作成する文章が単純な場合、Windows付属のワードパッドや「メモ帳」が使えます。Windows95が出る前のNEC PC98の時代では、日本ではワープロソフトといえば、一太郎(ジャストシステム)でした。
 ところで、企業間で電子ファイルをやり取りする場合、途中で変更されることがないように、ワードファイルを編集不可能なPDFフォーマトに変換し提供する場合があります。PDFの閲覧ソフトは、アドべのWebサイトより無料でダウンロードできるため、PDFファイルの閲覧は難しいことではありません。
 「メモ帳」のように罫線も書けない文字のみの編集・作成できるソフトをテキストエディタといいます。ソフト固有の特殊なコードが入らないためテキストエディタで作成したファイルは、互換性があります。また、テキストエディタは、コンピュータのブログラム・ソースや入力データの作成・編集に用いられます。

c) 計算表ソフト(スプレッドシート)
 エクセル(マイクロソフト)は、企業でよく使われる計算表ソフトです。エクセルはデータ整理のなどの計算表としてだけでなく、文書の入力フォーマット作成ソフトとしてもよく使われます。IBM互換機初期にはLotus 1-2-3(ロータス社)が計算表として有名でした。

d) プレゼン資料作成
 パワーポイント(マイクロソフト)は、企業でよく使われるプレゼン資料(説明のための資料)作成・編集・プレゼンのソフトです。パソコンにプロジェクタを接続しプレゼンを行いますが、小規模のミーティングの場合、ノートパソコンだけでも用が足ります。
 かつては、資料をOHPフィルムにコピーしプロジェクタで投影したり、また、それ以前は、紙資料を作成し写真撮影後、スライドを作成していました。プレゼン資料作成は大変な作業でした。
 最近では、Web配信の利便性からHTMLを使用したプレゼン資料も見られるようになりました。Slidy(W3C)は、その代表的なツール(便利ソフト)です。

備考: 無料のオフィスソフト(ワープロ、表計算、プレゼンツールなどの統合ソフト)として、OpenOffice(OpenOffice.org)があります。

e) フォトレタッチソフト
 フォトショップ(アドべ)が代表的なデジカメ画像編集ソフトです。フリーソフトとしては、GIMP(The GIMP Team)JTrim(WoodyBells)などがあります。

 当サイトの広告:多くのレタッチソフトは、機能が多く、専門性が高いため、操作法を習得するに時間が掛かります。そこで、簡単に短時間で写真をきれいにしたい人のために開発されたソフトが、当Webサイトのルートに説明されているimagingrium画像処理ソフトウエアです。機能数は限られていますが、オンリーワンのアルゴリズムを採用した写真のピンぼけ補正や明るさや彩度の補足に特長を持つソフトです。フォトショップをお持ちの方にもお勧めできます。しかも、安価です。ブログやインターネット・オークションなどのWebの写真の補正に最適です。さらに、線画作成、各種の画像フォーマット変換(ICON保存を除く)、縮小処理、回転処理、スクリーンキャプチャなどは、無期限、無料でお楽しみいただけます。

f) Webブラウザー
 Webサイトの内容(ページ)を閲覧するアプリソフトをWebブラウザーといいます。Internet Explorer(Windows OS付属)やFirefox(Mozilla)などがあります。古いバージョンであったり、マイナーなブラウザーでは、Webページが表示できないことがあります。
備考: PDFフォーマットで記載されているWebページを閲覧するためには、無償配布のAdobe Reader(アドビシステムズ)が必要です。また、Web上の動的な内容を閲覧するためには、無償のFlash Player(アドビシステムズ)が必要な場合があります。

g) eメールソフト
 パソコンからメールを行う方法は、2つに分けられます。メールソフトを使う方法とWebメールを使う方法です。Outlook Express(Windows OS付属)、Outlook(マイクロソフト)、Eudora(QUALCOMM)などのようなメールソフトは、パソコンにインストールする必要があります。Yahoo!メール(Yahoo! Japan)やGmail(Google)などのWebメールでは、Webブラウザーから特定のサイトにアクセスしメール機能を使用します。Yahoo!メールGmailを使用するためには、それぞれの登録(IDの取得、アカウントの作成)が必要です。
 Webメールは、特定のソフトをインストールする必要がなく、Webブラウザーが使える環境であれば、どのパソコンからでも、メールの送信・受信が可能です。しかしながら、Webにアクセスできない環境では、受信済のメールさえ見ることができないという欠点があります。

h) ポータルサイト・検索サイト
 ポータルサイトとは、インターネットへの入り口(ポータル)を提供する場所(サイト)という意味です。通常、検索するための機能が付いています。ポータルサイトとして、Yahoo!(ヤフー、www.yahoo.co.jp)とGoogle(グーグル、www.google.co.jp)が有名です。
 ヤフーは、内容が多彩で汎用的です。グーグルは、世界の文書検索に強く、また、いくつかの特徴を持つアプリ機能を提供しています。
 インターネット上の情報を調べるには、検索サイトへ行き、調べたいキーワード入力し、検索ボタンを左クリックします。調べたいものが検索できないときは、キーワードを替えるか、または、検索サイトを替えて調べましょう。また、海外のことを調べるには、その国のことばが望ましいですが、英語で海外の検索サイト(www.google.comなど)から調べてみましょう。

i) 価格検索
 何か買いたいものあるとき、まず、価格.com(kakaku.com) , coneco.net(www.coneco.net) , アマゾン(amazon.co.jp)などで、価格情報を調べましょう。また、電子商店街(楽天Yahoo!ショッピングなど)やインターネット・オークション(Yahoo!オークションや海外のeBayなど)をチェックするのも手です。

j) 動画サイト
 動画とは、必要なときに観ることができるオンデマンド形式の、映画、テレビドラマ、アニメ、プロモーションビデオやニュース録画などのことです。Yahoo!動画You Tubeなどが有名な動画サイトです。Yahoo!動画では、多様な動画を楽しめます。You Tubeでは、個人的に作成/編集された多くの動画を観ることができます。
 教育用の画像(動画と静止画)としては、IPA情報処理推進機構の教育用画像素材集があります。

k) 辞書検索
 ネット上の辞書として、Wikipedia(ウィキペディア)は、登録不要な無料のオンライン百科事典として有名ですが、誰でも自由に編集でき、専門家の査読を経ないで公開されるため、ダブルチェックが必要です。
 複数の企業や団体が提供元となっているweblio辞書(ウェブリオ)は、Wikipediaも含めて辞書を一括検索できます。
 その他、SPACE ALCgoo辞書Yahoo!辞書などがあります。翻訳は、exite.翻訳Yahoo!翻訳Google翻訳などがあります。
 
 ご注意:インターネット上の情報は、常に、その正確さをチェックする必要があります。つまり、複数のサイトをチェックし主旨が同じかチェックしましょう。

l) 路線検索
 最寄の駅から到着駅までの時間や乗換えはYahoo!路線情報goo路線@nifty路線検索などの路線情報サイトで調べることができます。

m) 地図・道路検索
 目的の地域の地図を表示するには、GoogleマップYahoo!地図などの地図検索サイトに行き、地図画像を左ダブルクリック(または、左クリック)でズームイン、「+」の操作アイコンを左クリックしズームイン、あるいは、住所を入力します。世界の地図を調べたいときはGoogleMapsで調べましょう。(国によっては表示されない場合があります。)
 車のルート検索は、MapFan Webのルート検索NAVITIMEなどがあります。また、高速道路の情報は、E-NEXCOドライブプラザから得られます。
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