3. OS(基本ソフト)の操作

3.1 OSの役割
 OSの主な機能は、パソコンの起動・終了処理、キーボードやマウスなどの入力応答とディスプレイなどの出力表示、複数アプリソフト(タスク)の実行管理、メモリ管理、ファイル/フォルダの管理です。その他、ユーザー管理、ファイルのアイコン表示、ショートカットの作成、仮想メモリの実現、プラグアンドプレイ(PnP)のような入出力装置の管理、インターネットの接続管理、セキュリティ機能など多種多様な機能を持っています。OSは、アプリソフトが多種多様化する中で、アプリソフトの共通機能を取り入れ成長(膨張)しています。
 また、Windows OSには、ペイント、メモ帳などの簡単なアプリだけでなく、WEBブラウザーであるインターネット・エクスプローラや、メールソフトであるOutlook Expressや、オーディオ・ビデオ・プレイヤであるWindows Media Playerなどの高機能なアプリソフトも数多く付属しています。


3.2 パソコンの起動
 「パソコンを起動させる」という代わりに「パソコンを立ち上げる」という場合がありますが、これは、通常の電化製品の場合と同様に、スイッチを入れるという意味です。ただ、パソコンの場合、スイッチを入れてから、時間が掛かります。また、デスクトップパソコンの場合、ディスプレイのスイッチも入れる必要があります。ボタンの位置や形はざまざまであるため、スイッチが分からない場合、説明書で確認しましょう。通常0と1を意味する○の中に|があるマークが付いています。  ここで、パソコンの設定によっては、ユーザー名とパスワードを入力する必要があります。これは、セキュリティーのためと、複数ユーザーでパソコンを使う場合のためです。ユーザー名とパスワードは、パソコン購入後に行う設定です。
 

3.3 パソコンの終了
 パソコンを終了する前に必要なファイルを保存し、アプリソフトをすべて終了させてください。Windows OSを終了させるためには、デスクトップの「スタート」、「シャットダウン」を左クリックし、「Windowsのシャットダウン」ダイアログボックスより終了します。パソコンの起動に時間が掛かったように、終了にも時間が掛かります。
 アプリソフトがエラー(障害)を起こし、アプリを閉じることができない場合、「Windowsのシャットダウン」よりOSを終了することができません。この場合、Windowsタスクマネージャでアプリソフトを強制終了させます。CtrlキーとAltキーを押した状態で、Delキーを打ち、表示されるダイアログの「タスクマネージャ」ボタンを左クリックします。「Windowsタスクマネージャ」ダイアログボックスが表示されるので、「アプリケーション」タブ、実行中のタスク(アプリソフト)、「タスクの終了」ボタンを左クリックし、アプリソフトを強制終了させます。
 起動スイッチを押しても終了しません。ただし、10秒くらい押した状態にすると、パソコンが強制終了されます。この場合、終了処理がされず、一時的にRAMに保存ざれているデータが消去されるために、再起動時に正常動作しない場合があります。この方法は、「Windowsタスクマネージャ」でアプリソフトが終了させることができなかった場合の非常時の終了方法として使用してください。
 

3.4 ユーザーインターフェイス
 人とパソコンを繋げるMMI(マンマシーンインターフェイス)は、入力としては、キーボードやマウスやタッチパネルなどがあり、出力としては、ディスプレイ(表示装置)やプリント出力があります。MMIを文字ではなく、図形や絵を用いて分かりやすくした入出力が、GUI(グラフィック・ユーザーインターフェイス)です。マウスとGUIにより、パソコンの操作性は飛躍的に向上しました。例えば、エクスプローラは、「デスクトップ」の「マイコンピュータ」のアイコンを左ダブルクリックさせることにより起動させることができます。
 WindowsのMMIは、「このようにしたらこうなってほしい」を実現しています。人により「このようにしたらこうなってほしい」は、違うため同じ目的のための操作が複数種類ある場合があります。


3.5 アプリソフトの起動
 アプリソフトを起動させる方法は数種類あります。最も簡単な方法は、デスクトップのアプリソフトのアイコン(または、ショートカット・アイコン)を左ダブルクルックすることです。以下に、アプリソフトの主な起動方法を示します。

a) アプリソフトのアイコンを左ダプルクリック
 デスクトップ、または、エクスプローラからアプリソフトのアイコン(または、ショートカット・アイコン)を左ダプルクリックし、起動します。

b) 「スタート」ボタンからアプリソフトを起動
 デスクトップの「スタート」ボタン、表示されるアプリソフトを左クリックし、アプリソフトを起動させます。または、デスクトップの「スタート」ボタン、「すべてのプログラム」、表示されるアプリソフトを左クリックし、起動させます。

c) アプリソフトが関連付けられているファイルを左ダブルクリック
 アプリソフトのファイルを左ダブルクリックすると、関連付けられているアプリソフトがそのファイルを開きます。 例えば、ファイルの拡張名が".txt"のとき、そのファイルを左ダブルクリックすると、メモ帳がそのファイルを開きます。また、".doc"のときMSワードが、そのファイルを開きます。ただし、アプリソフトが存在しない場合や、拡張名に対するアプリソフトの関連付けが、変更されている場合、このようにファイルを開くことはできません。

d) ファイル名を指定して実行
 デスクトップの「スタート」ボタン、「ファイル名を指定して実行」を左クリックすると、ダイアログボックスが開かれます。例えば、ペイント実行型名"mspaint"をタイプ入力し、「OK」ボタンを左クリックすると、ペイントが実行されます。この方法では、アプリソフトの実行型名を知っている必要があります。また、アプリソフトがあるフォルダが登録されていない場合、つまり、パスが通っていない場合、パスも一緒に指定する必要があります。


3.6 フォルダの操作
 フォルダはファイルとフォルダの入れ物で、ファイルの整理のために使用されます。フォルダを作成する場合、ファイルに関連する名前を付け、覚えやすい名前を付けましょう。

a) フォルダのコピー・貼り付け
 フォルダををコピー・貼り付けすると、そのフォルダに入っているファイルとフォルダもコピーされます。
a1) エクスプローラで、コピー元のフォルダを左クリックし、メニュー「編集」、「コピー」を左クリックすると、コピー元を指定できます。コピー先を指定し、貼り付けるには、、コピー先のフォルダを開いて、メニュー「編集」、「貼り付け」を左クリックします。フォルダがコピー先のフォルダにコピーされていることを確認してください。
a2) 他の方法として、コピー元を指定するには、コピー元のフォルダを右クリックし、表示されるポップアップ・メニューの「コピー」を左クリックします。貼り付けるには、コピー先のフォルダを開き、開かれているフォルダの空白部分を右クリックし、「貼り付け」を左クリックします。
a3) また、他の方法として、フォルダを右ドラッグ・アンド・ドロップしても、コピーが可能です。

b) フォルダの移動
 フォルダをを移動すると、そのフォルダに入っているファイルとフォルダも移動されます。フォルダを移動させるには、移動元と移動先を指定する必要があります。
b1) エクスプローラで、移動元のフォルダを左クリックし、メニューの「編集」、「切り取り」を左クリックすると、移動元を指定できます。移動先を指定し、移動するには、、移動先のフォルダを開いて、メニュー「編集」、「貼り付け」を左クリックします。フォルダが移動していることを確認してください。
b2) 他の方法として、移動元を指定するには、移動元のフォルダを右クリックし、表示されるポップアップ・メニューの「切り取り」を左クリックします。移動させるには、移動先のフォルダを開き、開かれているフォルダの空白部分を右クリックし、「貼り付け」を左クリックします。
b3) また、他の方法として、フォルダを左ドラッグ・アンド・ドロップしても、フォルダの移動が可能です。

c) フォルダの名前の変更
 フォルダの名前を変更するには、フォルダと名前の変更を指定し、フォルダ名を入力する必要があります。
 フォルダと名前の変更を指定するには、エクスプローラで、フォルダ名を変更するフォルダを右クリックし、「名前の変更」を左クリックします。フォルダ名の部分がタイプ入力可能な状態になるので、矢印キーでカーソルを移動させ、BkSpキーやDelキーで不要な文字を消し、タイプ入力後、「Enter」キーを打つと、フォルダ名が変更されます。
 他に、メニューの「ファイル」の「名前の変更」による方法があります。

d) フォルダの消去
 エクスプローラで消去するフォルダを左クリックし、メニューの「ファイル」、「消去」を左クリックすると、選択されたフォルダとその中のフォルダとファイルが消去されます。消去されたファイルは、デスクトップ上の「ごみ箱」移動します。ただし、ネットワーク上のフォルダは消去しても、ゴミ箱に残らず消去されます。
 他に、フォルダを右クリックし、「消去」を左クリックする方法があります。

e) ゴミ箱からの回収
 デスクトップ上の「ゴミ箱」を左ダブルクリックすると、ゴミ箱が開き、削除されたファイルとフォルダが表示されます。左クリックでフォルダを選択し、メニューの「ファイル」、「元に戻す」を左クリックすると、元の場所に戻ります。


3.7 ファイルの操作
 ファイルを新たに作成する場合、覚えやすい名前で、分かりやすいフォルダに保存しましょう。
 ファイル操作は、エクスプローラを用いて行います。エクスプローラを起動するには、マイコンピュータを右クリックし、「エクスプローラ」を左クリックします。
 ファイル操作をするには、ファイルの名前と場所を知っている必要があります。また、ファイルの作成や貼り付けをする場合、名前と場所を指定する必要があります。ここで、場所とは、ドライブとフォルダを意味します。ドライブとは、ハードディクス(HDD)、フロッピーディスク(FDD)、CD/DVDドライブ、USBフラッシュメモリなどの記憶装置を意味します。

a) ファイルのコピー・貼り付け
 「コピー・貼り付け」は、「コピー・ベースト」ともいわれます。ファイルをコピー・貼り付けするには、コピー元とコピー先を指定する必要があります。
a1) エクスプローラで、コピー元のファイルを左クリックし、メニュー「編集」、「コピー」を左クリックすると、コピー元を指定できます。コピー先を指定し、貼り付けるには、、コピー先のフォルダを開いて、メニュー「編集」、「貼り付け」を左クリックします。ファイルがコピーされていることをコピー先のフォルダで確認してください。
a2) 他の方法として、コピー元を指定するには、コピー元のファイルを右クリックし、表示されるポップアップ・メニューの「コピー」を左クリックします。コピー先のフォルダを開き、開かれているフォルダの空白部分を右クリックし、「貼り付け」を左クリックします。
a3) また、他の方法として、ファイルを右ドラッグ・アンド・ドロップしても、コピーが可能です。

b) ファイルの移動
 ファイルを異なるフォルダに移動させるには、移動元と移動先を指定する必要があります。
b1) エクスプローラで、移動元のファイルを左クリックし、メニューの「編集」、「切り取り」を左クリックすると、移動元を指定できます。移動先を指定し、移動するには、、移動先のフォルダを開いて、メニュー「編集」、「貼り付け」を左クリックします。ファイルが移動していることを確認してください。
b2) 他の方法として、移動元を指定するには、移動元のファイルを右クリックし、表示されるポップアップ・メニューの「切り取り」を左クリックします。移動するには、移動先のフォルダを開き、開かれているフォルダの空白部分を右クリックし、「貼り付け」を左クリックします。
b3) また、他の方法として、ファイルを左ドラッグ・アンド・ドロップしても、ファイルの移動が可能です。

c) ファイルの名前の変更
 ファイルの名前を変更するには、ファイルと名前の変更を指定し、ファイル名を入力する必要があります。
 ファイルと名前の変更を指定するには、エクスプローラで、ファイル名を変更するファイルを右クリックし、「名前の変更」を左クリックします。ファイル名の部分がタイプ入力可能な状態になるので、矢印キーでカーソルを移動させ、BkSpキーやDelキーで不要な文字を消し、タイプ入力後、「Enter」キーを打つと、ファイル名が変更されます。ここで、拡張名(ドット(".")の後の文字)を変更すると、左ダブルクリックしても関連付けられているアプリケーションは、起動しなくなります。あるいは、他のアプリケーションからファイルが開かれる場合もあります。
 他に、メニューの「ファイル」の「名前の変更」による方法があります。

d) ファイルの消去
 エクスプローラで消去するファイルを左クリックし、メニューの「ファイル」、「消去」を左クリックすると、選択されたファイルが消去されます。消去されたファイルは、デスクトップ上の「ごみ箱」移動します。ただし、ネットワーク上のファイルは消去しても、ゴミ箱に残らず消去されます。
 他に、ファイルを右クリックし、「消去」を左クリックする方法があります。

e) ゴミ箱からの回収
 デスクトップ上の「ゴミ箱」を左ダブルクリックすると、ゴミ箱が開き、削除されたファイルとフォルダが表示されます。左クリックでファイルを選択し、メニューの「ファイル」、「元に戻す」を左クリックすると、元の場所に戻ります。


3.8 文字の操作
a) 文字の入力
 文字を入力するには、先ず、どのソフトの何処に対し文字入力するのかをパソコンに示すために、入力する位置を左クリックします。そして、日本語を入力するには、言語バーの入力モードを「ひらがな」入力にする必要があります。「あ」はひらがな入力を示し、「A」は、直接入力を示します。直接入力とは、変換処理をしない入力という意味です、つまり、英文タイプライターのようにアルファベットと記号と数値のみが入力できます。
 入力モードには、他の種類もありますが、通常の入力は、この2つで間に合います。なぜなら、ひらがなで入力してもカタカナに変換することは可能であるためです。しかしながら、常に、カタカナを入力したい場合、「カ」の全角カタカナを選択してください。
 言語バーはタスクバーの上か、デスクトップ上に表示されます。表示されていないときは、タスクバーを右クリックし、「ツールバー」にマウスカーソルを移動させ、「言語バー」を左クリックしチェックを入れます。チェックが既に入っている場合、既に、表示されています。

b) 文字のコピー・貼り付け
 文字をコピー・貼り付けをするには、コピーする文字を指定し、貼り付ける位置を指定する必要があります。コピーする文字を指定するには、コピーする文字の初めの文字の前(または、終わりの文字の後)から、左ドラッグし、終わりの文字の後(または、初めの文字の前)でマウスボタンを放します、そして、メニューの「編集」、「コピー」を左クリックします。そして、この選択した文字を貼り付ける位置を左クリックし、メニューの「編集」「貼り付け」を左クリックすると、選択した文字が指定した位置に貼り付きます。
 選択した文字を貼り付ける他の方法として、貼り付ける位置を左クリックし、同じ位置で右クリックし、ポップアップメニューの「貼り付け」を左クリックします。
 あるいは、Ctrlキーを押しながらCキーを打つ(Ctrl+C)「コピー」方法とCtrlキーを押しながらVキーを打つ(Ctrl+V)「貼り付け」方法があります。この場合も、コピー元の文字範囲はマウスで指定し、コピー先もマウスで指定します。

c) 文字の変更
 文字の変更は、文字の消去を行い、文字の入力をすることにより変更できます。
 その他の方法として、変更後の文字が違うところにあった場合、その文字を左ドラッグ・アンド・ドロップで選択し、「コピー」します。そして、変更する文字を左ドラッグ・アンド・ドロップで、選択し、「貼り付け」を行います。「コピー」と「貼り付け」は、メニューの「編集」か、または、右クリックのポップアップメニューから行います。

d) 文字の消去
d1) 文字を消去するには、矢印キーか左クリックにより、カーソルを消去する文字に移動させます。BkSp(バックスペース)キーでカーソルの前の文字を消し、Del(デリート)キーでカーソルの後の文字を消します。
d2) 左ドラッグ・アンド・ドロップで、消去したい文字領域を選択し、Delキーを打つと選択された文字が消えます。
 ここで、Delキーの代わりに、Ctrlキーを押しながらXキー(Ctrl+X)を打つと文字を切り取ることができます。この場合、切り取った文字をCtrl+Vキーで貼り付けることができます。
備考:元に戻したいときはCtrlキーを押しながらZキー(Ctrl+Z)を打ちます。あるいは、メニューの「編集」、「元に戻す」を左クリックします。


3.9 拡張名に対するアプリソフトの関連付け
 拡張子付きのファイルを右クリックし、「プログラムから開く」、「プログラムの選択」を左クリックすると「ファイルを開くプログラムの選択」ダイアログボックスが開きます。ここで、使用するプログラムを左クリックし、「この種類のファイルを開くときは、選択したプログラムをいつも使う」にチェックを入れ(左クリック)、「OK」ボタンを左クリックすると、選択したプログラムでそのファイルが開き、その後、同じ拡張子を持つファイルを左ダブルクリックすると、選択したプログラムがそのファイルを開きます。

(C)e学館,2008-2019